地域密着型の「信用金庫」特徴と3つのメリットを確認しておこう!

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不動産投資を行う上で欠かせないのが、借り入れ先の選定。

自分の収入や勤め先といった属性面はもちろん、融資エリア・金利・評価方法など自分とマッチした金融機関を選ぶことが不動産投資成功のための第一歩と言えます。

今回は、都市銀行・地方銀行・ノンバンク系など数ある金融機関の中でも「信用金庫」にスポットを当てて、その特徴やメリット・デメリットに至るまで丁寧に紹介いたします。

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1 そもそも信用金庫とは何か?

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信用金庫とは、信用金庫の位置する地域に住まう方々が会員となり、その地域における会員同士の相互扶助や地域活性化を目指す協同組織形態、尚且つ非営利の金融機関です。

全国にある信用金庫は、信用金庫法という法律を元に設立されています。

基本的に信用金庫は「信用金庫の位置する地域周辺」を営業対象としており、地域密着型の金融機関として知られる地方銀行よりも、一層限定された狭い範囲となる点が特徴です。

また信用金庫にて融資を受けるには、信用金庫に対し一定額の出資を行い、会員資格を取得する必要があります。

そのため、信用金庫と何の関わりもない方がいきなり融資を引くことはできません。

信用金庫から融資を受けるためには..、

  • 信用金庫の対象とする地域に住んでいる or 信用金庫の対象とする地域に勤務している or 信用金庫の対象とする地域の収益物件を購入する予定があること
  • 預金や出資を行い会員資格をあらかじめ取得していること

最低でもこの2つの条件を満たしておく必要があります。

もちろん、融資対象エリアや会員資格取得の条件は信用金庫ごとに多少異なる場合がありますので注意してください。

2 一般的な銀行との違いは?

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一般的な銀行の場合、「自社の利益追求」という目的が最も重要視されます。

銀行は営利法人ですから、利益を出さなければ存続することもできませんので、当然と言えば当然です。

自ずと取引先も、大企業や大口の融資実績のある個人などに限定されてくるでしょう。

一方信用金庫の場合は、先ほども説明した通り、「相互扶助や地域活性化」を主たる目的とした非営利法人です。

そのため、大手金融機関なら相手にしてくれないような中小零細企業や個人でも取引をしてくれます。

ただし、一定の出資を行って会員資格を得る必要があるため、融資を受ける前に会員になるための少額の出資を行うこととなります。

資格不要かつ広範囲を融資対象とする銀行と比較すると、この「会員」という考え方は大きく異なる点の一つでしょう。

以下、信用金庫と銀行の違いについてまとめましたので参考にしてください。

 

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3 信用組合との違いは?

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信用金庫と混同しやすい金融機関として「信用組合」が挙げられます。

信用組合とは信用金庫と同様、相互扶助を目的とした非営利法人の金融機関です。

ただし信用組合の場合は会員ではなく「組合員」と呼ばれる制度があります。

信用組合は預金も融資も原則としてこの「組合員」のみを対象としているのです。

ちなみに信用金庫の場合は、預金に関しては資格制限を設けていません。

信用金庫よりも一層狭いコミュニティをサービスの対象とした金融機関が、信用組合と言えるでしょう。

以下、信用金庫と信用組合の違いについてまとめましたので参考にしてください。

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4 信用金庫から融資を受けるメリット

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信用金庫から融資を受けるメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

  1. 都銀や地銀に比べると属性の基準が優しい
  2. 地元で不動産投資を行う人を優遇してくれる
  3. 融資実行後も相談に乗ってくれる場合が多い

4-1 都銀や地銀に比べると属性の基準が優しい

都市銀行や地方銀行の場合、勤務先や年収など、ある程度高めの属性でないとスタートラインにすら立てないことも多いのが現実です。

一方信用金庫の場合は、たとえ一般的な金融機関からの属性評価が低めの方であっても、融資が下りる可能性があります。

例えば、購入予定の物件は運用後にどれだけ高パフォーマンスを発揮できるか、融資を希望する本人の人柄や能力は信用に値するかなど、様々な点を考慮して融資の判断を行なってくれるのです。

収入面や金融資産で足切りされることが少ないため、地銀などで融資が下りなかった方が地元の信用金庫に駆け込む場合も多いと言われています。

また「この人には十分な賃貸経営能力がある。」と信頼してもらえるように、収支計画や事業計画を立てて融資審査に臨むことで、低属性の方でもより一層融資の可能性を高めることができるでしょう。

4-2 地元で不動産投資を行う人を優遇してくれる

信用金庫の対象エリア内に住む人が、地元で不動産投資を行おうと考えている場合、審査に関してもある程度優遇してくれる可能性があります。

一番理想的なのは、居住地・勤務先・投資用物件全てが信用金庫の対象エリア内にあるケースです。

もちろん融資を受ける際には、「居住地・勤務先・投資用物件の所在地」のうちいずれか一つを満たしていれば足りるのは確かです。

とは言っても接点は多いに越したことはありません。

地元で不動産投資を行いたいと考えている方にとって、信用金庫は心強い味方となってくれることは間違いないでしょう。

4-3 融資実行後も相談に乗ってくれることが多い

例えば、大手のメガバンクなどから融資を受ける場合、担当と親しい場合を除き、融資実行後は事務的な対応をされてしまうことが多いようです。

一方信用金庫の場合は、たとえ融資実行後であっても、不動産投資運用に関する専門的なアドバイスなどアフターフォローをしてくれる場合が多いとされています。

そのため不動産投資初心者の方でも、運用上で困ってしまった時に力を借りることができるのです。

地元に住み、これから先も贔屓してくれる可能性のある取引先を大事にするのは、信用金庫ならではです。

5 信用金庫から融資を受ける際のデメリット

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信用金庫から融資を受ける際のデメリットとして以下の4つが挙げられます。

  1. あらかじめ会員になる必要がある
  2. 融資対象となるエリアがかなり狭い
  3. 金利は都銀や地銀と比べるとやや高め
  4. 入念な収支計画と事業計画を提出する必要がある

5-1 あらかじめ会員になる必要がある

信用金庫から融資を受ける際には、あらかじめ当該信用金庫の会員となっておく必要があります。

会員資格の条件は基本的に「出資」です。

一口あたりの金額は各信用金庫によって異なりますが、平均として「1万円以上」の出資をお願いしている場合が多いようです。

ちなみに出資を行えば毎年出資額に応じた余剰金の配当を受けれますので、株式のようなものだと考えても良いでしょう。

ただし出資を行い会員になることができるのは、

  • 信用金庫の営業地区内に住んでいる方
  • 信用金庫の営業地区内に勤務先がある
  • 信用金庫の営業地区内に事業所を持っている

これら3つのうちのいずれかに該当する方に限定されます。

これは、相互扶助と地域活性化を目的とする信用金庫の性質上、仕方のないことなのです。

5-2 融資対象となるエリアがかなり狭い

信用金庫の融資対象エリアは、かなり限定的です。

同じく地域密着型の金融機関である地方銀行よりも一層限定されたエリアを営業対象としています。

地方銀行が県単位で融資エリアを指定しているのに対して、信用金庫は基本的に「市区町村」単位で対象エリアを絞っているのです。

そのため、当該地域に長く住む予定のある方以外は、基本的に融資を受けることが難しくなるでしょう。

5-3 金利は都銀や地銀と比べるとやや高め

信用金庫の金利の平均は、3.0%〜4.0%程度です。

都市銀行の平均が1%台、地方銀行の平均が2%前半ですので、少し割高な金利になってしまう可能性があります。

ただし、それでも信用組合やノンバンクに比べると低金利であるケースがほとんどです。

都市銀行や地方銀行から融資が下りなかった場合の選択肢として考えた場合には、この金利は妥当と言えるでしょう。

5-4 入念な収支計画と事業計画を提出する必要がある

一般的な金融機関においても収支計画と事業計画は必要とされますが、信用金庫の場合はより一層踏み込んだ丁寧な計画書の提出が必要となります。

数字はもちろんですが、計画書の作成方法などから「定性面」の判断を行う意味もあるのです。

これは裏を返せば、丁寧な計画書を作成して真摯な姿勢を見せることで、属性などに自信のない方でも融資の可能性をグッと引き上げることができるということを意味しています。

また、ずさんな計画書を元に適当な融資をされ、のちのちキャッシュフローを圧迫してしまうよりも、本人のことを考えた親切な審査であると考えることもできるでしょう。

6 予め接点を持つことが大切

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なんども説明している通り、信用金庫は「特定の狭いエリア」に密着した金融機関です。

そのため、融資審査に関しても都市銀行のように機械的に淡々と審査を進めるというより、アットホームな雰囲気の中で融資希望者の資質など主に定性面を見る傾向があります。

融資担当者の心象をできる限り良くするためにも、あらかじめ当該信用金庫に何度か足を運んで接点も持ち、自分の顔を覚えてもらうことが大切です。

出資に関しても、融資申込み直前ではなく、数ヶ月前から行なっておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、信用金庫から融資について紹介しました!

信用金庫はお金よりも「繋がり」や「ヒト」を重視する金融機関です。

真摯な姿勢を見せることができれは、たとえ収入や金融資産が十分でない場合にも融資が下りる可能性もあります。

もし今、都市銀行や地方銀行での審査状況が芳しくない場合、信用金庫からの融資も検討してみてくださいね!

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